かけいななこの絵日記

絵を交えて色々なことを思考します。

現在試作中の和文様トートバッグについて

先週発売になったファッション批評誌『vanitas』No.004で、日本の文様を再創造する試論を行いました。 adachipress.jp そして、これからは文章による論考だけではなく、手を動すことで新しい文様のあり方を考えて行こう!とも思っています。 現在水面下で試…

『vanitas』No.004に寄稿しました。

2015年9月15日発売のファッション批評誌『vanitas』に寄稿させて頂きました。 タイトルは「密やかに生成する文様──現代ファッションにおける日本の文様の行方」。 はるか昔から、日本人は多種多様な文様をつくってきました。 着物や日用品に付されるそうした…

「ロバート・クシュナー 優しさと棘」展

京都、銀閣寺の近くにある白沙村荘 橋本関雪記念館では、現在「ロバート・クシュナー 優しさと棘」展を開催しています。 www.hakusasonso.jp ロバート・クシュナーという作家を御存知ですか? 日本では、まだあまり馴染みがないかもしれません。 クシュナー…

MY SENCHA SALONのデザインをお手伝いしました。

一般財団法人煎茶道三癸亭賣茶流の新しい試み、 MY SENCHA SALONさんの、茶器デザインをお手伝いさせて頂きました。 磁器に転写紙と呼ばれるシール状のデザインを貼付けて焼き上げることで、自分だけの茶器をつくることができるという試みです。 第一弾の転…

NY日記〜番外編・何となく忘れられないこと〜

その日から、本格的な研究調査が始まるので とても緊張していた中、彼には勇気をもらった。 でもこんなマンガ描いている場合じゃない。

NY滞在③〜エンパイア・ステート・ビル〜

滞在三日目あたりで誕生日を迎えたので、高い所に行こう、、と思い立ち、 朝8時にエンパイア・ステート・ビルに向かいました。 日本でも名の知れた大企業に務める人々の朝は早い。 歩くのも早い。女子は皆コーヒー持ってる。 エンパイアの最上階(102階)は…

NY滞在②〜ホイットニー美術館篇〜

先日『bitecho』にて、新しく移築したホイットニー美術館についての記事を書きました。 今回は、記事内で紹介できなかった情報などについて書いて行きます。 <a href="http://bitecho.me/2015/08/23_288.html" data-mce-href="http://bitecho.me/2015/08/23_288.html">移転+リニューアル・オープン! 新生・ホイットニー美術館</a>bitecho.me 10:30の開館に合わせて美術…

NY滞在①

7月に調査のためにNYに滞在していたので備忘録など。 成田を朝の11:00に出発し、NYには昼の12:00くらいに到着。 現地に到着して最初のホテルは、ミッドタウンにある、ダブルツリーbyヒルトン。 かの有名な、マリリン・モンローのスカートがめくれるシーンは…

パノフスキー『イコノロジー研究』を文様の観点から考えてみる。

今ではすっかり、美術史のスタンダードとなっているパノフスキーの『イコノロジー研究』ですが、文様解釈についてもヒントになりそうだと思ったのでメモしておきます。 ドイツ生まれのエルヴィン・パノフスキーが『イコノロジー研究』を書いたのは、1939年の…

サントリー美術館に行って来ました。

今回の企画展は「天才陶工 仁阿弥道八」展でした。 お恥ずかしながら、仁阿弥道八(にんなみどうはち)のことを今回の展示で初めて知りました。1783年生まれ1855年没、江戸時代の後期に京都で活躍した陶工です。 その作風は、展覧会ポスターにある通り「のび…

東京都庭園美術館に行ってきました。

昨年11月にリニューアルした東京都庭園美術館に行ってきました。 現在の企画展示は「幻想絶佳:アール・デコと古典主義」。 アール・デコは、1910年から1930年にかけて欧米を中心に流行した装飾の様式です。それまで流行していたアール・ヌーヴォーの曲線的…

ジル・クレマン連続講義1「都市のビオロジー」

ジル・クレマンというフランス人をご存知でしょうか。 庭師、ランドスケープ・デザイナー、小説家、植物学者、昆虫学者など様々な顔を持つ人物です。 今回は、そのクレマンが初来日・連続講演をするということで、東京・恵比寿にあります日仏会館まで足を運…